こんにちは、KIMIDORI FARMです。
今日は、オリーブの木を育てているとよく出てくる**「ひこばえ」**についてのお話です。
とくに古木のオリーブを育てていると、
根元のほうや幹の途中からにょきにょきと新芽が出てくることがあります。
これが「ひこばえ」です。
🌱ひこばえとは?
「ひこばえ(蘖・孫生え)」とは、
木の根元や幹の下部から出てくる若芽や枝のこと。
オリーブの木にとっては「生命力のあらわれ」でもありますが、
放っておくと樹形が乱れたり、栄養が分散されたりしてしまうため、
定期的にチェックして剪定(カット)することをおすすめしています。
✂️どうしてひこばえが出るの?
オリーブの木は、ダメージを受けたり、幹の先が弱ったりすると
「自分で新しい命をつなごう」とするかのように、ひこばえを出します。
特に古木の場合、
年齢を重ねて幹がごつごつと立派になる一方で、
部分的に弱る場所が出てくることも。
そんなとき、根元から生えてくるひこばえは、
いわば木の防衛本能のようなもの。
オリーブが持つたくましさと再生力の象徴でもあるのです。
🌿ひこばえ、切ってもいいの?
はい、大丈夫です。
ひこばえは基本的に剪定してOK。✂
・細いものは手で折れる程度
・太くなっているものは剪定ばさみで根元から切る
・切ったあと、幹の傷口をきれいにしてあげるとより安心です
もし樹勢が落ちていると感じた場合は、
ひこばえをあえて少し残して育てていくという方法もあります(いわば“保険”としての役割)。
そのあたりは、木の様子を見ながら判断していくのがベストです。
🌞夏は特に要注意
夏は光合成も活発になるぶん、
「ひこばえ」もグングン伸びがち。
一見すると元気そうに見えるこの新芽ですが、
栄養を横取りしてしまう可能性もあるので、
定期的にチェックして、不要なものは取り除くことを意識してみてくださいね。
古木のオリーブと暮らすというのは、
年齢を重ねた木の「生き方」を近くで見るような、
そんなちょっと不思議であたたかい体験でもあります。
ひこばえのようなサインに気づいて、
こまめに手を入れてあげることで、
その木との関係もより深まっていく気がします🌿

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